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メタボリックシンドロームの人への病院指導

メタボリックシンドロームと生活習慣病には密接な関係があります。
生活習慣病の中でも日本人の死亡原因の多くに関係が深い動脈硬化になる恐れがあるのがメタボ状態になっている人です。
そのため、医療機関ではメタボリックシンドロームのリスクに着目した特定健診を行い病院指導を行っているのです。

メタボリックシンドロームは腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上であり、これに加えて高血糖、高血圧、脂質異常(中性脂肪やHDLコレステロールの数値)などのうち、2つ以上の危険因子が認められた場合に、メタボリックシンドロームであると診断します。
こうした状態になっているということが特定健診で分かった場合に行う病院指導が生活習慣の改善です。
特定健診によってメタボリックシンドロームである、もしくは予備軍と判断された場合、その方に何らかの自覚症状がなくても放置するのではなく、保健指導を行う事で生活習慣を見直し、リスクを減少させようという指導です。

もちろん、すでにリスクが高く数値的に何らかの支障が体の中で起こっている、起る可能性が非常に高いという場合、お薬を処方し生活習慣を見直す指導を行いながら経過を観察して行きます。
今は何でもない、でも将来的に命の危険性のある疾患に移行してしまうことが懸念されるメタボリックシンドロームは、早い段階から生活習慣を見直すことで予防、改善が可能な症状なのです。


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