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メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群

生活習慣病は様々な病気のリスクを持っているという事は皆さんすでに御承知の事でしょう。
糖尿病などを代表とする生活習慣病は、一つの病気がそれぞれ進行していくという事ではなく、その原因に内臓脂肪型肥満が深く関係しているということがわかってきています。

内臓脂肪型肥満というのは俗にリンゴ型肥満と呼ばれることがありますが、お腹の外側ではなく、内側、内臓に脂肪がついてしまう状態を言います。
内臓に脂肪がつくことで上半身に脂肪が多くついてしまうという特徴があり、年齢を重ねた男性に多い症状です。
この内臓脂肪型肥満に加えて、病気になる可能性が高くなるリスク、「高血糖」「高血圧」「脂質異常」というリスクが2つ以上ある、という場合、メタボリックシンドローム、「内臓脂肪症候群」と診断されます。

メタボリックシンドローム、内臓脂肪型肥満でちょっと高血糖かな?血圧がちょっと高めかな、という数値的にリスクに当てはまらないため、2つ以上のリスクがないという方でも、高血糖、高血圧という二つのリスクが併発すると急速に動脈硬化など心筋梗塞や脳梗塞などの大きな病の危険性をいい気に高くする恐れもあるのです。

内臓脂肪型症候群、この症候群という言葉からも理解できるように、一つの症状ではなく多数の症状を引き起こす可能性を秘めています。
メタボリックシンドロームのリスクを減らす生活改善などを積極的に行い、将来病気になる危険性を減少させることが必要です。


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