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メタボリックシンドロームはおなかぽっこりがめやす

メタボリックシンドロームのコマーシャルなどを見ると、ほとんどがおなかぽっこりの男性が登場しています。
健康診断を受けているというシチュエーションでおなかをひっこめたり、おなかをみてため息をつくなど、おなかぽっこりという状態が印象的に作られています。

メタボリックシンドロームの判断基準の基礎となるのが腹囲です。
そう、どのくらいおなかがぽっこりしているか?を計測するのです。
男性の場合85cm以上、女性の場合90cm以上となるとメタボの可能性があるといわれます。
おなかぽっこりこそ、視覚で判断できる唯一のメタボ診断という事になります。

なぜメタボになるとおなかがぽっこりし、いわゆる内蔵型肥満という状態になるのか、というと、内臓に脂肪が蓄積してしまうからです。
内臓に脂肪が蓄積されると内側から脂肪がお腹を押し出してしまうため、「ぽっこり」という状態になるのです。

ただこの内臓脂肪、存在そのものが悪い、という事ではないんです。
人の体はとてもよくできていて、不必要なものを生み出すことは、健康な状態の場合ありません。
内臓脂肪は代謝のコントロールを行う善玉ホルモンを分泌するというとても重要な働きを持っているのです。
例えばニキビの原因というと皮脂分泌といわれますが、この皮脂分泌も過剰でなければ皮膚を保護する、外敵から守るという重要な役割を持っているのです。
いずれも過剰になると悪さをする、つまり、その人の食生活や生活環境などが原因で悪さをする物質に変わってしまうということです。

内臓は腸間膜という部分にあり、必要なホルモンを生み出してしまう。
この部分に過剰な脂肪細胞がついてしまうメタボリックシンドロームのおなかぽっこり状態になる、というわけです。

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